Blog 現場ブログ
外壁塗装って、DIYできる?

「外壁塗装はしたいけど、あまりお金はかけられない・・・。なんとか自分でできないの?」とお悩みではありませんか?
結論から言えば、外壁塗装はご自分でDIYすることが可能です!
ですがかなり大変な作業になることは間違いありません。今回は「DIYするにあたっての作業の流れ」や「どんな工程が大変なのか?」について具体的にご説明します!
外壁塗装をDIYする際に必要な道具

・高圧洗浄機など洗浄道具
・コーキング用溶剤・ヘラなど
・サビ取り用のステンレスブラシ・サンドペーパー
・養生シート・養生テープ
・塗装用ローラー・刷毛
・塗装用に使用できるバケツ
・下塗り用塗料
・上塗り用塗料
最低でも上記に挙げた8つの道具は必要となります。どれもホームセンターでの購入が可能ですが、なかなかの出費ですね。
外壁塗装のDIYをする際にかかる日数

外壁塗装の業者が作業を行った場合、塗装にかかる日数は14日程度です。
もしDIYで外壁塗装をする場合は、業者に依頼した場合の最低3倍程度の日数を要することになるでしょう。
雨や曇り、天候に恵まれなければ更に日数がかかります。
DIYの場合は、長時間にわたってコツコツ作業をする必要があることを覚悟しておいてください。
外壁塗装をDIYする手順

作業工程は全部で10工程あります。
①足場の設置
②外壁の洗浄
③外壁の乾燥
④下地処理
⑤養生
⑥下塗り
⑦中塗り
⑧上塗り
⑨養生取り
⑩足場の解体
という流れです。業者に依頼する場合でも、この工程内容は変わりません。
この10工程をきちんと踏まなければ、耐久性が乏しくなってしまい、数年で塗り替えなくてはならない事態を招いてしまいます。
初心者の方には難しい作業もあるため、この工程や手順はしっかりと把握しておく必要があります。
①足場の設置

家の外壁を塗るためには、高所でも安定して作業できる環境が必要不可欠です。そのときに使用されるのが「足場」となります。 足場の組み立てや解体作業を行うには、特別な講習を受けてから資格を取得する必要があるため、一般の方は組むことができません。
足場に関しては専門の業者に依頼し、設置してもらいましょう。
設置する前にあらかじめ家のまわりを清掃し、設置の邪魔になりそうな物は撤去しておくとよいですね。
また、足場の設置の際は金属製のパーツを組み合わせて建てるため、大きな音がすることが多くあります。
作業のためにトラックを家の周辺に停めることもありますので、近隣の方々には事前にお知らせしておくとトラブル回避に繋がります。
②外壁の洗浄

外壁塗装の前に必ずやらなければならないのが、外壁の洗浄作業。
外壁には、ホコリ・カビ・コケなどの汚れがこびり付いています。
これを取り除く作業を怠ると早い段階での塗装の劣化に繋がってしまうため、しっかり洗浄することが必要です。
DIYで外壁の洗浄をする際、これはかなりの重労働となります。
不安定な作業環境の中で、安全にも配慮しなければならずいため、慣れていない方には特に注意し作業を行ってください。
③外壁の乾燥
外壁の洗浄の際には水を使用するため、その後は最低でも1日は乾燥させなければなりません。
乾燥の進みは気象や住まいの環境によっても異なるため、その時々によって確認が必要です。
また、乾燥期間中に雨が降った場合、外壁が濡れてしまうため更に乾燥の時間を要します。
しっかり乾燥しないまま塗装に入ると結果的に仕上がりが悪くなってしまうため、慎重に判断してください。
④下地処理

外壁塗装をDIYするときに、一番重要となるのが下地処理。代表的な下地処理の工程を確認しておきましょう。
・クラック補修(ひび割れの補修)
・コーキング補修(目地の補修)
・ケレン作業(目粗し:サビ取り作業)
この3点が外壁塗装のDIYを成功させるためのキーポイントになる作業となります。
クラック補修
クラックとは、外壁にできたひび割れのこと。クラックを放置してしまうと、その箇所から雨や湿気が入り込んでしまってお家にとって大きな被害となります。
外壁塗装のタイミングで、きちんと補修しておきましょう。
コーキング補修

サンディングボード(パネル外壁材)の継ぎ目(目地)のひび割れや隙間を補修します。作業範囲が広いため、時間がかかる作業といえます。
ケレン作業

目粗し(サビ取り)の作業です。鉄部分の経年劣化によるサビ・古い塗装部分をはがし、新たな塗装をしっかり密着させるために行うもの。
鉄部分は、塗装がはがれやすい部分でもあります。
しっかりとケレン作業しておく必要があるでしょう。
⑤養生

養生とは、塗料がついてはいけない場所を保護すること。
塗料を塗りたくない場所・植木・地面を養生で保護しておけば、思わぬ塗料の飛び散りを気にしなくていいため、効率的に塗ることができます。
車や給湯器、エアコンの室外機など細かいものも養生しておくことをオススメします。
⑥下塗り

下塗りは、この後の工程の上塗り用塗料を外壁に接着させる役割があるため、大切な作業です。
隅々までしっかり下塗りをすることで、上塗り用塗料を密着させ、塗料のはがれを防止することができます。
ローラーや刷毛を使って細かい部分もすべて下塗りし、塗り終えたら1日以上の乾燥期間を取りましょう。
⑦中塗り

下塗りの塗料が乾いたら、次は中塗り作業。中塗りの塗料は、上塗りと同じ塗料を使います。
下塗りの塗料と違い防水の効果があり、お家を守る役割を担うものです。
下塗り同様、刷毛やローラーを使って隅々まで塗ります。 作業が終わったら、また1日以上の乾燥期間を設けましょう。
⑧上塗り

中塗りが乾いたら、ようやく上塗り作業に入ります。
工程は中塗り作業と同じく、塗り重ねをする作業。塗りムラができないよう、注意しながら塗りましょう。
⑨養生取り
上塗りがしっかり完全に乾いたら、保護のため貼っていた養生を取っていきます。
養生に付着して乾いた塗料は、はがす際にバラバラと飛び散ることも。
できるだけゆっくり丁寧にはがし、乾いた塗料の飛び散りに注意してください。
⑩足場の解体

いよいよ最後の工程、足場の解体です。
この工程は、設置をお願いした業者に依頼することになるため特別に何か行うことはありません。
ですが足場の設置と同様、騒音や作業車の駐車について近隣の方々にご挨拶をしておいたほうがトラブルを回避できるでしょう。
外壁塗装をDIYするメリット・デメリット

これらのことを踏まえた上で、外壁塗装をDIYをするメリットは、
・費用が安価で抑えられる
・自分のイメージ通りの塗装ができる
・悪徳業者に騙されない
ということが挙げられます。
反対にデメリットを挙げると、
・時間と手間がかかる
・常に危険と隣り合わせ
・仕上がりのクオリティがプロと比べると劣る
ということです。
外壁塗装の場合は、普通のDIYとは違い専門性の高い作業となります。知識の差が仕上がりの差に直結してしまう事は言うまでもありません。
高所での作業となるとその分だけ危険性も増すため、相当なリスクを伴うということを理解しておいてください。
まとめ
「外壁塗装をDIYすることは可能ではあれど、かなり大変な作業となる。」ということをご理解いただけましたでしょうか。
金額を抜きにして考えれば、信頼できる業者に一任するほうがリスクは少なく、メリットは圧倒的に大きいです。
住環境工房であれば、塗装をする前にお客様にとって本当に必要な提案のみさせていただきます。それぞれのお家にどんな塗料、工程が合うのかを第一に考え、無駄な提案はいたしません。また塗装後は各工程の写真をまとめた報告書をご提出し、年に1回のアフターメンテンナンスをさせていただきます。
悪徳業者のように金額や工程に関して不透明にすることなく、お客様と確かな信頼関係を築けるサービスをご提供できることが、我が社の強みです。

不慮な事故、想定外の出費、塗装の早期劣化などを防ぐためにも、一度立ち止まってどちらにすべきかをご判断ください。
下記にて無料でご相談を承っております。お住いの環境や外壁の劣化に合わせたアドバイスをすることも可能ですので、塗装方法を決める際のご参考に、ぜひご活用ください。