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”乾燥”させるまでが塗装!

 

突然ですが、”塗って、乾かす”までが塗装です!

「当たり前でしょ?」とお思いになるかもしれません。

 

外壁塗装を行う際、その塗料が乾くまでそれなりに時間が掛かることはもうご存知だと思います。ですが「実際にどれくらい時間がかかるか?」ということをご存知の方は少ないのではないでしょうか。

  

実は、塗料は既定の時間きちんと乾燥させなければ耐用年数が極めて短くなってしまうのです。

塗る→乾燥させる→重ねるを繰り返し、初めて塗装が完成します。そこまでが塗装職人の腕の見せ所ですね。

 

今回は「塗装において”乾燥”がどれほど重要になるか」をご紹介します!

 

乾燥時間が足りないとどういった不具合が起こるのか

 

乾燥が足りないことで起きる不具合はおおまかに分けて4つ程あります。

 

1. 急激に色褪せてきた・艶がなくなってしまった

2. 想定されている耐用年数の半分程度しか経過していないのに水切れが悪くなった

3. 塗り替えて数年しか経っていないのに外壁が汚れやすくなった

4. 塗膜にひびが入りはじめた・剥がれ始めてきた

 

 

このような劣化は経年劣化によっても引き起こされるものです。ですので実際は、立地や環境に問題があり劣化が早まってしまったのか、塗装の際の乾燥不足によるものなのかを判断することは難しいでしょう。

 

となると重要なのは最初の業者選び。耐用年数にあった保証がついているか?ということも、業者選びの参考にしてみてください。

 

乾燥時間を決めるのは主に温度

 

 

夏のように気温が高い時であれば数時間程度、冬のように気温があまり上がらない時は約1日と気象によって乾燥時間にはかなりの差があります。

 

気温と湿度はよい塗膜を形成するために大きな影響を及ぼすため、以下の気象の際には注意が必要です。

 

注意すべき環境

 

降雨時・高湿時(湿度85%以上)

屋外では塗装ができない。雨が直接かからない場所でも表面に結露しやすい金属面は白くぼけやすくなる。屋内では加温・除湿を行えば塗装可能。

 

●高温時(気温35℃以上)

塗膜に泡が生じやすく、性能・作業性が落ちる。直射日光が当たらないよう日よけ養生を行う必要がある。
特に金属面には注意が必要。

 

●低温時(気温5℃以下)

硬化が遅くなり塗装間隔が長くなるので、加温が必要になる。

 

●潮風が当たる、海浜地区

表面に塩分が付着し吸湿するため、塗膜はく離を生じる。清水で洗いをかける必要がある。

 

●強風時

塗料が飛び散る。美観を要求される高級仕上げでは養生が必須。

 

塗料は「塗って終わり」ではない

 

気象に合わせ、乾燥の具合を確かめつつ塗装していくことは容易ではありませんが、それも含めて「塗装工事」であることをご理解いただけましたでしょうか。

 

繊細な感覚が必要であるからこそ、本当に信頼できる業者さんに任せることをおすすめします。

どんな業者を選ぶべき?

  

またその他のご不明点や疑問点は下記にてお気軽にお問い合わせください!