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これであなたも見積もりマスター!
外壁塗装に興味を持ち、いざ見積りをとってみたものの「これってどう見ればいいの・・・?」「相場を知らないから、高いのか安いのか分からない」となってしまう方も多いと思います。
誰にでもわかるような見積書を書いてくださる業者さんも居れば、お客様が理解しづらいような書き方をして承諾を急ぐ業者さんも0ではありません。
「必要以上の金額を取られてしまった・・・」そんな事が起きないよう、どう見積書を見ればいいのかという知識をつけておくべきですね。
そこで今回は、外壁塗装の見積書の見方について詳しくご紹介したいと思います!
よく使われる項目

・足場

見積書においては「仮設足場の組立」や「飛散防止シートの設置」とまとめられます。開口部などを除いた家の外壁面積全体の「㎡」で表されていることが多いです。
・養生

万が一塗装中に塗料が飛んでしまった際に、塗料が窓や車などに付かないようマスキングテープやビニールなどをします。
・洗浄

高圧洗浄機を使いもともと付着している汚れをきれいに取り除きます。圧力の単位は150kg/cm2(平方センチメートル)などと書かれることが多いです。150kg/cm2以上の高圧なものですとほぼ完璧に汚れを落とせます。
※水をさっとかけるだけで終わらせてしまう業者さんもいますので、圧力の単位もご確認を!
・外壁と屋根

基本的には「下地処理」「下塗り(プライマー、シーラーなどと書かれている場合も)」「中塗り」「上塗り」などと細かく書かれます。それぞれの塗料に塗料のメーカーや塗料名がしっかり書かれているか確認してみてください。
注意するべきポイント

工程ごとに細かく書かれているか
外壁一式○○円、屋根一式○○円といった施工面積の数量を表記せず「一式」という表現をする業者は多いです。
施工面積によって単価が決まる工事やごく少量の単位に「一式」と記載することはありますが、それ以外で用いる必要はありません。「具体的に㎡やmでお願いします」と伝え、詳細をハッキリさせましょう。
また、その他の項目で「諸経費」と書かれている場合もあります。確かに、塗装作業を行う上でかかる費用は材料や作業だけではありません。移動のためや荷物を運ぶための「運搬交通費」や「消耗品費」などが発生することはもちろんあります。ですので、「諸経費」の記載がある際には「どんな工程で費用がかかったのか?」ということを聞いてみましょう。こういった細かな項目に対してもしっかり応えられる業者であれば、透明性があり信頼できると言えます。
不明瞭な料金はないか
「見積り項目ごとの金額、合計金額は適正価格であるか」というのはほとんどの方が気になることですね。
外壁塗装は業者によって見積り金額が大きく違うため、相場が定まりません。悪徳業者のトラブルに遭いやすいのはこれが原因の一つです。
一般的に、価格を決める際には「面積」が基準となっています。しかし、実際の外壁塗装の見積書を見ると大雑把な面積しか記載していない、そもそも面積に基づいていないというケースも少なくありません。
同じ建坪や階数であっても、窓が多いお家であれば塗装する部分が減るため価格は下がります。塗装する「面積」によって金額が変わるということは覚えておいてください。
下記の計算式をもとに、ご自身で塗装面積を計算してみるのも良いかと思います。
面積(数量・単位) × 単価 = 金額 ※1m×1m=1㎡で計算されます
「足場」の欄が無料になっていないか
足場の仕入れに値段がかからないということは絶対にありません。どこかで拾った鉄の棒を使っていない限りは、必ず仕入れ値というものが発生します。仕入れに費用がかかる物を無料で提供すれば、赤字になってしまいますね。工事を請ければ請けるほど損してしまいます。そうならないということは、他の項目で採算を合わせているということです。残念ながら、そのような業者は信用できません。
通常の外壁塗装の現場にて、足場の費用は確実に100,000円以上かかります。それを無料にすることは出来ません。足場のみならず、他の項目に関しても「サービス」と言われた場合には代わりに別の項目が高くなっていると思ってください。
まとめ

見積書の見方、また注意すべきポイントについてご紹介してきました。
外壁塗装において、見積もりは信頼できる業者であるかどうかの判断材料となります。業者選びを失敗してしまうと相場以上の金額を請求されたり、手抜き工事による施工不良が起こったりなど様々な不具合が起こる可能性が高いです。
今まさに業者選びで迷っていらっしゃる方は、急いで契約をする必要はありません。信頼できる業者であれば契約を煽ることは絶対にありませんので、ぜひ一度これらのことを踏まえた上で落ち着いて考えてみてくださいね。